プリント基板エディタは、電子回路用のプリント基板をデザインするための無料ソフトウェアです。画面上で配線や部品の配置を行いながらパターン図を作成し、プリント基板の事実上の標準規格「ガーバーファイル」として出力することができます。作図に必要な機能が網羅されており、市販の高価なCADを使わずに作業できるのが特徴です。アマチュア工作用はもちろん、ちょっとした試作品の設計にも利用され、多くのユーザーに支持されています。
プリント基板エディタのインターフェースは、パターン図の画面と、図に追加する部品ボタンにより構成されています。操作方法は、ボタンから部品を選んでパターン図に記載していく、という流れで行います。63個のレイヤーを切り替えることができ、多層基板をデザインすることも可能です。ただ、LSIやCPUなどピン数の多い部品を描画するは面倒かもしれません。幸い、インターネット上で多くの部品データが公開されていますので、それを利用するといいでしょう。
パターン図の作成が完了したら、プリント基板を作るのに必要なガーバーファイルを出力させましょう。ガーバーファイルは、プリント基板を実際に製造する際に用いられるデータで、製造業者にそのまま渡して作業してもらえる点で利用メリットがあります。
ただ、使い始めのうちは部品ボタンが分かりにくく、どれを押して作業すればいいのか迷ってしまうかもしれません。ユーザー有志によるWebサイトで使い方が紹介されていますので、参照しながら操作するといいでしょう。
プリント基板エディタは、無料でプリント基板をデザインできるソフトウェアです。CADを購入するほど利用機会が多くないアマチュア工作家にとって、ありがたいソフトウェアと言えるでしょう。
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